ビューティタッチセラピーとは、 スキンケアやメイクアップ等を通して 肌に触れることで、
「心や身体の健康を促す美容療法」のことです。

手足や背中を優しく撫でられると、 痛みや不安が和らぎ、 ぬくもりが伝わるといわれます。
これは肌と肌の触れ合いによる コミュニケーションから、
心地よさや不安の緩和に繋がる ホルモン:(オキシトシン*)の 分泌が促されるからです。
最近では「触れるケア」は、
・認知症緩和ケア
・癌患者の術後ケア
・脳卒中
・糖尿病
・未熟児医療
・障害児医療
・ストレスケア など、 多岐にわたって活用されています。
ビューティタッチセラピーには、 このような「触れるケア」はもとより、
メンタルケアの魔法といわれる 「化粧(メイクアップ)」なども含まれます。
「化粧」というのは ワンステップで完結するものではなく、
仕上がるまでに いくつかのステップが介在します。
化粧水・乳液・・・おしろい・・ とステップを経るごとに 顔色や表情が確実に変化していきます。
しかも、 数人のグループで ビューティタッチセラピーをしていると、
仕上がりに近づくにつれて、 隣の方の体に触れたり、 「あなたキレイねぇ」
・・・などの コミュニケーションが活発になります。
つまり、1人だけの変化でなく、 そこにいる集団の変化に繋がります。
ビューティタッチセラピーでは、
1対1の施術もありますが、
グループでの施術やレッスンも お勧めしています。
ビューティタッチセラピーは、
男女を問わず、 心の「わくわく感」をも 惹きだす施術として、
健康寿命延伸と 明るい社会のために欠かせない、
これからの時代の美容療法です。
*オキシトシン:もともと陣痛の誘発や母乳の分泌促進の効果があるホルモンの一種です。
最近、人への信頼感や共感に影響することがわかってきました。
その結果、オキシトシンは、恋人・友人など、様々な人間関係において、
人との絆を深める効果があると考えられています。
(引用元:日本介護美容セラピスト協会)